イチローが肉体改造に反対しているという話題がひとり歩きしているようであるが、
正直な話イチローは強靭な肉体を持っている。
この事実を無視してはいけない。
その証拠として、イチローの代名詞とも言えるレーザービームがある。
矢を放つようなバックホームは間違いなく筋力が鋭く腕をスイングさせ、
指先からボールに大きな力を伝えている結果だ。
バッティングでも練習では悠々とホームランを放つ。
イチローは肉体改造以外の方法で、パワー を生み出しているのではないか?
イチロー本人は、身体のバランスを維持しつつ、柔らかく、しなやかな筋肉を作るように心がけているようだ。
イチローを指導する小山先生も無理のない動きの作りかたを提唱している。
実際に現役を通して大きな怪我をしていないのは説得力がある。
一方でダルビッシュは若くして肘を手術しているのだから尚更だ。
怪我をしないで最高のパフォーマンスを生み出す事は容易ではない。
まとめると、最大パワーを引き上げようとするダルビッシュに対して、イチローは身体の本来生み出すことの出来るパワーを最大限に引き出そうとしている。
ここが大きな違いではないか?
ダルビッシュはトレーニングでパワーを引き上げているが、もしかしたら本来の筋力でもっと速い球を投げられているかもしれない。
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